日本の神様たちの多くは、およそ1300年前に編纂された「古事記」「日本書紀」などの神話に登場します。
そのうちの一つ「天岩戸開き(あめのいわとびらき)」を紹介します。
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アマテラスオオミカミは、弟であるスサノオが乱暴をはたらいたことを悲しみ天岩戸の中にこもりました。
そのために世界は光を失って様々な災いがおこりました。
そこで神々は相談し、おまつりの道具を作って祈りをささげました。
そして神楽を舞うと、その面白い舞を見て周囲の神々がどっと笑い声をあげました。
アマテラスオオミカミは気になって岩戸をすこし開くと、その貴い姿が鏡にうつりました。
そして鏡に写る自分の姿をもっとよく見ようとアマテラスオオミカミが出てきたところをひっぱりだしました。
このおかげで世界は再び光と平和をとりもどすことができたといわれています。