活動報告につきましては、随時UPする予定です。
鳥取県神道青年会では、「神社と青年神職 仲執り持ちプロジェクト」に取り組んでいます。
「祭典に際して人手が足りない」という県内の神社と、「いろいろな神社で奉仕して研鑽を積みたい」という青年神職をマッチングし、依頼のあった神社へ助勤奉仕として会員を派遣するプロジェクトです。
県西部地区・大神山神社より仲執り持ちプロジェクトの依頼を受け、10月13日(日)午後7時、同社奥宮(鳥取県西伯郡大山町大山1)の本殿遷座祭助勤として当会会員13名が参加、遷座祭に御奉仕しました。
国の重要文化財に指定されている大神山神社奥宮は、約30年ぶりとなる大改修工事を終え、この日に本殿を遷座。また、次年度修繕工事が予定されている末社下山神社の仮殿遷座も斎行する2社同時遷座となり、両社の御神体が浄闇の中、厳かに奉還されました。
当会会員の青年神職も、準備から本番に至るまで習礼の通りに動いたり、必要に応じて臨機応変に対応したりと、滞りない斎了のサポートをしていきました。
翌日に斎行された本殿遷座奉祝祭にも、引き続き4名の会員が奉仕させていただきました。当日は、多くの参列者が大山に集い、無事の遷座をお祝いました。
伯耆富士とも呼ばれ、国内有数の霊峰として名高い大山の中腹に鎮座する大神山神社、その遷座祭という大変貴重な祭典奉仕の機会を経て、神職としての経験値を一段と得ることができました。
令和6年9月25日(水)、第2回中国五県青年神職協議会が開かれました。今回の開催地は鳥取県鳥取市で、宇倍神社(鳥取市国府町宮下)の地をお借りしました。当会から7名参加しました。
宇倍神社を正式参拝、鳥取神青会員による雅楽奏楽を鑑賞しました。
会議では、今夏の中国地区氏子青年・神道青年合同研修会の振り返り、次回の研修会提案、次期役員等について協議しました。
懇親会では、会食をとおして様々な意見交換をすることができました。また、各県会長へのクイズや利き酒タイムもあり、大変有意義で楽しい時間となりました。
令和6年6月8日(土)、島根県松江市の松江テルサ(松江市朝日町)にて、第57回中国地区氏青神青合同研修会が開催され、当会から蘆立信一朗会長をはじめ10名の会員が参加しました。
今回の研修会は「効果的な情報発信とは~クリエイターに学ぶ発見力と発信力~」をテーマに、地域の良さや本物を見つけ出し、発信することの重要性とその難しさについて深く学ぶ機会となりました。
【第1講】
『映画作りから見た日本』-本物と伝える意義とむずかしさ-
講師:映画監督 錦織良成先生
島根県出身で、地元の神社に深く関わりを持つ錦織先生は、映画制作を通じて地域の価値を発信する意義について語られました。参加者たちは自分たちの地域や神社の良さを再発見し、その魅力を発信する意欲を高めました。「地域活性化」という言葉のもと、私たちは活性化を経済的発展と捉えがちですが、先生によれば地方はすでに活性化しているといいます。それは、何気ない普段の日常の中に輝きや本物があり、昔ながらの日本の神観念や自然崇拝の心がそれとのこと。先生の講演を通じて、自分たちの住む地域に対する劣等感や先入観を乗り越え、既存の魅力を見出すことの大切さを認識し、併せて自分の地域に対する誇りを再確認しました。
〈印象的なお言葉〉
「相手が喜ぶものばかり発信するのではなく、自分たちが本物はこれだ!というものを発信すべき」
「全国的なものが一流とは限らない。最大公約数が一番良いとは限らない。」
「神社は地域の安全装置」(神社が地域の安全、地域の交流の場としての役割をもっている)
【第2講】
『AI時代のふるさと島根』
映像クリエイター・声優・監督 FROGMAN先生
第二講では、AIの活用による情報発信の具体的な提案が紹介され、時代の変化と技術の進展に対する理解が深まりました。先生は東京出身でありながら、第一講の錦織先生との縁がきっかけで島根に移り住まれたそうです。今回は「ChatGPT4o」を実際に使い、その仕組みや使い方の一例を紹介いただきました。AIの利便性や可能性を知ることで、神社の活動や情報発信において新たな手法を取り入れることへの興味を持ちました。また、AIが全て正しいわけではなく、AIには限界があることも理解しましたが、使い方によっては有益なツールになり得ることも分かりました。AIの活用によって伝統文化を守りつつも、新しい形での発信を模索する姿勢が求められています。
〈印象的なお言葉〉
「AIは事務作業がとっても出来る新人くん」
「変わりながら、変わらない」
「情報よりも情緒が大切」
今回の講演会は、地域の魅力を再発見し、発信していくための新たな視点と技術を学ぶ貴重な機会となりました。時代に合わせた新しい方法を取り入れながらも、変わらない価値を守り続けることの重要性を再認識し、今後の活動に大いに役立てていきたいと感じました。さて、いよいよ次回開催県は鳥取です。鳥取市にて皆様をお迎え致します。
令和6年4月23日(火)、東京都港区は明治記念館にて、神道青年全国協議会創立75周年記念大会が開催され、当会から2名出席しました。
記念講演では、「虎屋」の代表取締役会長の黒川光博氏による演題「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」を聴講しました。
式典においては、これまでの神青協の変遷を動画で鑑賞するに始まり、各表彰がなされました。鳥取県からは、金田祐季先輩が表彰を受けられました。続いて大鳥居会長が式辞を述べ、来賓の方より御祝辞をいただきました。
祝賀会には、園遊会等で御多用にもかかわらず彬子女王殿下にも御臨席たまわり、盛大に、そして喜びに満ちた会となりました。